7月16日水曜日の「ハレノヴァ」Vol.04@渋谷clubasiaにゲストアクトとして出演する女性シンガーソングライター「住岡梨奈」。CX系「テラスハウス」の出演をきっかけに大いに注目を集めている、期待の星です。今回の「ハレノヴァ」では堂島孝平くん率いる豪華メンバーによるバンド編成で、素敵なパフォーマンスを見せてくれることでしょう。トミナガは住岡さんに、彼女がデビューする直前に出会いました。そこから2年とちょっと。じっくりと、誠実に、彼女は進化を続けています。今、ちょっとだけ振り返ってもらって、彼女がソロアーティスト「住岡梨奈」としていかに意識を高めていったのか……あれこれ話してきました。 【トミナガ】
2012年4月11日、「キューン20イヤーズ&デイズ」の1日。この日出演するSMAの新人、住岡梨奈のステージを観るために、僕と堂島孝平は東京・恵比寿LIQUIDROOMに向かいました。彼女のマネジメントチーフ田沼くんから、「将来的に堂島くんに関わってもらいたいと思っているので」という話を受けてのことでした。キーボーディストの斎藤有太さんがバンマスを務めるバンド編成でのステージは、緊張感いっぱい。今回のインタヴューで知ったのですが、あの日は住岡さんが大学を卒業⇒上京してから初の東京ライヴ、しかもふだんアコースティックギターで弾き語りをしている彼女が、初めてバックバンドをつけてのパフォーマンスだったとのことで、それは緊張もするよね。
その後、2012年9月の堂島孝平×A.C.E.ツアー「A.C.E. SHOW」の全公演に同行。オープニングアクトとしてだけではなく、本編でも堂島くんの「ないてんのわらってんの」でハジける天然キャラを披露するなど、住岡さんはこのツアーでライヴステージにおける「JOY」を堂島孝平およびA.C.E.のメンバーから吸収していったように思います。今年1月には堂島くんがバンマスを務めるバンドをバックに1stツアー「ツムギウタウ」を大成功させました。今、ステージでのびのびと楽しそうに歌っている住岡さんを見ると、デビュー直前、ものすごい緊張感のなかでも初々しくひたむきに歌に向き合っていた彼女が当時どんなことを思っていたのか聞いてみたくなりました。そもそも住岡梨奈のデビューのきっかけはなんだったんだろう?
札幌スピリチュアル・ラウンジでの最初のライヴのときから、カヴァーはなくて全曲オリジナルを歌っていたそうです。1stアルバム『ツムギウタ』に収録されている「ひつじ」がいちばん最初にギターを持って作った曲。「ナガレボシ」、「追い風」もその当時からのオリジナル曲でした。