107キラリ!
Marmalade butcher 「不可説不可説転不可能世界」
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6月24日火曜日、埼玉県の大宮駅からさらにJR高崎線で1駅行った宮原という街に、「マ肉」ことMarmalade butcherを観に行きました。さすがに遠かったけど、中山道に近い会場「ヒソミネ」は、ライヴハウスというよりは洗練されたイベントスペースといった雰囲気で、この日は全出演者の演奏とインタヴューがustreamで生配信されていました。メンバーのにえぬさんからも「生中継ありますよ」とメールをもらっていたのですが、やはりこういうバンドはリアルに体験しないとわからないから……と思い、遠路はるばる向かった次第。
行って、ヨカッタ!すごくおもしろかったです。この楽しさはちょっとコトバでは説明できないので、「ハレノヴァ」Vol.04に出演していただくことにしました。最新CDを購入したら、前作(3rd CD)をプレゼントしてくれました。優しい。今日1日、ずっとリピートで聴いてましたよ。
SMAは、T-SQUARE、東京スカパラダイスオーケストラ、ヴァイオリンの宮本笑里さん、渡辺シュンスケくんのSchroeder-Headz、斬新な音楽チームOpen Reel Ensembleなどなど、多くのインストゥルメンタル音楽家が在籍しています。そんな歴史を誇りに思って、今回「マ肉」をご紹介します。 【トミナガ】
これはスゴイ!非常にパキパキとしたギターインストで、楽しいです。日本のバンドなら1970年代末の「スペース・サーカス」(CD再再発希望!)、1980年代後半から90年代にかけて活動した「ティポグラフィカ」(今堀恒雄ギター、菊地成孔サックスほか)など、プログレッシヴかつ細密なインストゥルメンタルをプレイする素晴らしいバンドがありました。ポストロック以降のシーンには、さらに多くの先鋭的なインストバンドが存在します。
で、Marmalade butcher。彼らにはユーモアがありますね。「不可説不可説転不可能世界」というタイトルも笑えるし、MVの映像もシャープだけど、ユニークです。4月にリリースされた初の全国流通音源「不可説不可説転不可能世界EP」のリード曲。「モテるインスト」をモットーにしているそうですが、モテるでしょ!
ちなみに不思議なロゴマーク(……猫かな?)にManikuといったアルファベットが読めますが、ホームページにQ&Aがありました。
Q. なんでマ肉って呼ばれてるの?
A. Marmalade butcher →和訳→ マーマレード肉屋 →略→ マ肉 です。
【トミナガ】
2010年秋からにえぬ(Gt.)中心に始動。2012年夏からバンドとしてライブ活動開始。
「モテるインスト」をモットーに、オルタナティブロック、シューゲイザー、エレクトロニカ、ポストロック、マスロックらへんに影響を受けつつ捻くれたインストゥルメンタル楽曲を発信し続けるインストバンド、らしい。
にえぬ ギター
J氏 ギター
大谷明久 ベース
クタナベタワ ドラム