はじめに……｢ハレノヴァ｣Vol.02にたくさんのエントリーをいただき、ありがとうございます。制作チーフの冨永周平です。今回のレコメンドは、各テキストが読み物としてつながっている、そんな構成にしてみました。各アーティストの音楽を順々に、展覧会をめぐるように楽しんでいっていただければウレシイです。

さて、前回の｢ハレノヴァ｣Vol.01では全12組をレコメンドしました。今回もその数字を目安に音源をCHECKしはじめたのですが、ざっくりセレクトした段階で約40組が拮抗していて、そこからなかなかしぼれない。いっそのこと……と自分のなかでハードルを上げると、今度は数組しか残らなくなってしまいます。

この人は次にもっといい曲を聴かせてくれるはず……とか、このバンドは音楽的に安定感があるからなにも心配ないよね……とか、キミたちはまだ若い！(泣)……とか、自分で勝手に理由をつけて、なんとか半分の20数組まで胸を痛めながらセレクトしましたが、それでも規定数の倍。

まあ、いいや。東京はもう桜は散りましたが、今回はカラフルでフレッシュな音楽が多いし、｢百花繚乱｣で行こう。前回よりたくさんの人たちを紹介しよう。と、再び勝手に決めました。WEBのレイアウトが3の倍数なので15組……うーん、収まらない。なら、18組。前回、堂々｢キラリ！｣投票1位でVol.02の出演を決めている｢さしすせそズ｣がベンチでスタンバイしているので、今回の｢ハレノヴァ｣Vol.02では新たに17組をレコメンドしました。よろしくお願いいたします。

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ということで、最初にご紹介したいのは、バンド名に春らしい“ヴィヴィッド”というコトバが入ったvivid undressの｢Rainbow｣。アイデアあふれるアレンジメントと抜群の構成力、そしてサビの高揚感がたまりません。聴き応えたっぷり。下北沢発の｢GIRLS CITY POP｣とのことで、アーバンでクール、ではなく、アーバンだけどホット……という素晴らしいバランスで、シーンにすっくと立ち上がりました。同じくYouTubeにUPされている｢yours｣もカッコいい。下北沢ReGをホームに、5月にも数本ライヴが決まっているので、ぜひ観てみたいです。 【トミナガ】