HARE NOVA Vol.03
16組×100文字 ミニ・レコメンド!
※今回レコメンドすることができなかった音楽家のうち16組を
50音順でミニ・レコメンドします! 【トミナガ】
■01響心SoundsorChestrA 「感情に振り回されて生きている」
神戸という街からはほんとに新しい音楽家たちが次々に登場してきますね。ライヴハウスシーンが充実している証拠で、素敵だなと思います。
自分たちのことを3ピースではなく「3つの感情」と呼ぶカッコいいバンド。
■02kukatachii 「Light in the dark」
下北沢で活躍しているロックバンドのメンバーたちが集まったオールスターチームで、楽曲も演奏もバッチリ。
完成度が高いアーバンソウルポップです。
Vol.02でレコメンドしたCICADAと6月8日に2マンあり。
■03CHROMECORONA 「バタフライエフェクト」
福島在住、中学生のときに結成されたバンド。3ピースになって初の音源ということですが、サビの歌が切実に迫ってきます。まだ19才。これからがさらに楽しみです。5月25日に東京・東高円寺の二万電圧でライヴ。
■04THEこっけんろーるBAND 「また今日もあの子と話せなかった」
こっけくんは、うすしお時代にも、ソロ弾き語りでも観ていますが、これはいいバンドですね。サビが16ビートになるところが切なくて好き。コーラスが全員ちゃんとしていて素晴らしい。若手は見習ってね。
■05桜草 「夜の呼吸」
大阪・堺のFUZZを拠点に活動中の4ピース、女性がドラマーです。フィッシュライフもそうだけど堺はすごく熱いロックタウンですね。YouTubeで2曲試聴できますが、跳ねたビートが印象的な「夜の呼吸」を紹介します。
■06ジャミーメロー 「キャベツとチェリー」
「宇宙とコラージュと小鳥と夢の中」のようなバンドとのことで、女子1+男子2のトリオ。
Vol.02でレコメンドしたフランチェスカさんもそうですが、僕はこういう女性Voのニューウェイヴポップが好きなんです。
■07ソラミズツキヒ 「絵空事」
2012年結成。関西で活動する男女ツインVoピアノロックバンド。こういうまっすぐなポップロックはライバルも多いですが、メンバー4人中3人が作詞作曲をするとのことで、それを武器にたくさん曲を作ってほしい。
■08chique 「いつだって」 (2014.05.01at青山月見ル君思フ)
チックと読みます。Vol.02でレコメンドしたond同様、とてもスタンダードなポップミュージックを作る人たちです。最新ライヴ映像はパーカッションも加えた6人編成で堂々と王道のポップスを演奏。心強いですね。
■09パローネとポッピー 「ピカソキライ」
編成としては男子3ピースなのですが、打ち込みを併用することでヴァラエティーに富んだ音楽を聴かせてくれます。新作『メンヘランチ』のダイジェストがYouTubeにUPされていて、聴くと多彩さがわかります。
■10BEAUTIFUL WORLD 「青い鳥」
本格的な女性シンガーの方々にもたくさんご応募いただくのですが、なかなか紹介できず。Raimuさんと男性3人による4人組。最新ライヴ映像「青い鳥」はハイトーンが伸びやかなミディアムバラード。大人っぽい!
■11The Whoops [ザフープス] 「ドアー」
埼玉県北浦和発、3ピース日本語ロックバンド。「冴えない男女が一生懸命に歌うバンドです」とのことですが、この曲はつんのめるようなビートとサビの切ない歌詞が印象的で、個性があるなと思いました。
■12藤Snk 「Fuzi-Snk+eowave ribbon performance in Niigata LOTS 20140308」
フジエスエヌケーと読む22才男子のソロユニット。なんと!撫でると音が出る生きたシンセサイザー"ribbon"を使用してのパフォーマンスで、仕組みは僕はよくわかっていないのですが、15分間ひたすら気持ちいい音楽。
■13FreeQ'izum 「にわか雨 / Alkaholic」
北九州・小倉の男子ツインVo 4人組。結成半年。YouTubeに上記オリジナル2曲に加えて「にんじゃりばんばん」などのカヴァーがUPされていますが、基本的に16ビートのダンスポップ解釈で演奏されていて楽しいです。
■14Mitsu 「こいのぼり」
SMAにも蜜という2人組がいるので区別しないと……ですが、こちらは女性ソロアーティスト。効果音制作やエンジニア業のかたわら声優や歌唱、DJなどの仕事をされているそうです。この曲はまったりしていて好き。
■15吉川亮毅 「五月雨」
18才の男性シンガーソングライター。ハレノヴァではなかなかソロアーティストを紹介できていないので、Vol.03の男子ソロ代表としてご紹介します。この曲は声がよく出ていて、ひとりでもROCKしてます。
■16落合大喜 「ブラザー軒」
最後にこれはちょっと番外編。日本を代表するフォークシンガーのひとり、故・高田渡さんのカヴァーなのですが、原曲のよさもさることながら、落合さんの声質が日本的な抒情を感じさせて不思議な魅力があります。