【選出の流れ】をごらんいただくとおわかりのとおり、毎月、僕たちが「HARE NOVA WEB」でレコメンドした10組くらいの音楽家の方々のなかから、渋谷clubasiaのマンスリーステージの出演者4,5組を選出。clubasiaのステージを経て各回1,2組が次の段階に進みます。そして、4ヶ月間のマンスリーステージで選出された6,7組が「ハレノヴァ」ファイナルステージとして渋谷O-EASTに出演。このなかから2組の方々に、9月に東京で開催されるSMA主催の野外イベントにオープニングアクトとして出演していただくことになります。こう書くと、「勝ち抜いていくことに意義がある」ということだけになってしまいそうですが、僕たちは「ハレノヴァ」を、勝ち抜きオーディションとは考えていません。
「HARE NOVA WEB」のレコメンド、clubasiaのマンスリーステージ、O-EASTのファイナルステージ……いずれの場でも、多くのSMAスタッフが、今後いっしょに仕事をしたいと思わせてくれるような音楽家と出会いたいという気持ちで、みなさんの音楽を体験することになります。また、各ライヴステージには、多くのレーベル関係者(レコード会社)、ライヴ制作者(イベンターなど)の方々にもご来場いただきます。みなさんといっしょに仕事したい、そのきっかけを作るのが、この「ハレノヴァ」です。そして、最初からこんなことを言うのもどうかと思いますが、勝ち残ろうが、そうではなかろうが、「ハレノヴァ」は新しい「出会いの場」だと思っていただければ幸いです。プレーンでフレッシュな、出会いの場所。もちろん、センスがよくて、いつも楽しい刺激を探している、たくさんの新しいオーディエンスに出会える場でもあると思っています。
ここまで読んでいただいた方はお気づきのとおり、SMAはこの「ハレノヴァ」を通して、ピンときた音楽家の方々といっしょに仕事をしたいと考えています。ただ、こういったことは、運とかタイミングとか巡りあわせの問題も大いに関わっていて、結果的に1組もパートナーシップを結ぶに至らないという可能性もあります。再び、最初からこんなことを言うのはどうかと思いますが、ただそれはけして、みなさんの音楽に優劣をつけているわけではない、ということをご理解いただけるとウレシイです。2014年春から夏にかけてのSMAがちょうど必要としていた、パズルの空きピースにピッタリ合致する組み合わせがなかったということでしかなく、みなさんの音楽を否定することではありません。逆に、ものすごくたくさんの方々といっしょに仕事ができることになるかもしれません。それはとてもウレシイことです。「ハレノヴァ」を代表して、わたくしトミナガシュウヘイは、今回「ハレノヴァ」にご応募いただくみなさんの音楽の魅力的なポイントを、この「HARE NOVA WEB」と「HARE NOVA BLOG」で、できるだけ伝えていければと思っています。
今回の「ハレノヴァ」シリーズでは、マンスリーステージ、ファイナルステージともに、それぞれSMAの若手音楽家たちをゲストアクトとして迎えます。ここまでいろいろと書いてきましたが、音楽を志すみなさんには、ぜひ彼ら、ちょっと上の先輩たちのパフォーマンスを観てほしい。自信を持ってオススメしたいし、伝わるモノがたくさんあるとおもいます。「HARE NOVA BLOG」では随時、ゲストアクト出演者たちの紹介、インタヴューなどもお届けしていきます。
「ハレノヴァ」は、4月から始まって8月に最初のファイナルを迎えます。今回は東京エリアだけの開催で、ごめんなさい。clubasiaでのマンスリーステージまでは、遠方からの交通費も出演者の方々にご負担いただくので、近隣以外のみなさまには心苦しい気持ちでいっぱいです。今回の「ハレノヴァ」がいろいろな意味で、意味があるモノになれば、秋からは「ハレノヴァ」season2として、全国での開催を実現できないかと考えています。たとえば、若者たちを応援する企業の方々にご興味を持っていただいて、協力に手を挙げていただけるような、そんなライヴシリーズになっていければ、「ハレノヴァ」を継続させていけるかも、と思います。まずは、ぜひたくさんの「未来の新星たち」にエントリーしてもらって、たくさんの素敵な観客のみなさまにご来場いただいて、「ハレノヴァ」をほんとうの「ハレの場」にできればよいなと考えています。よろしくお願いいたします。
冨永 周平 (トミナガ シュウヘイ)
株式会社 ソニー・ミュージックアーティスツ
アーティスト開発本部 制作ルーム プロデューサー / 「ハレノヴァ」 制作チーフ
小学生のころまでは叔父の影響で、クラシックやイージーリスニング、ムード音楽などを愛好。中1のときに、パンクやニューウェイヴ、テクノといったトンガッた音楽と、シティポップと呼ばれた日本のハイクオリティーなポップミュージックに、同時に衝撃を受ける。一見、対極にあるように思える両者を、「キャッチーである」という理由で並行して愛聴。さらに彼らが影響を受けた海外のアーティストたちを追いかけることで、人格形成が為されて今に至る。残念。1990年、CBSソニーレコード(現:ソニー ・ミュージックエンタテインメント)入社。1991年1月より、CSアーティスツ(現:ソニー・ミュージックアーティスツ)に異動して、「東京スカパラダイスオーケストラ」のマネージメント/制作を担当(2002年までチーフを務める)。並行して、「かの香織」、「カーネーション」、「堂島孝平」、「渡辺シュンスケ(Schroeder-Headz)」など、ミュージシャンシップあふれる音楽家たちを担当。また、新人発掘・育成業務として、「UNISON SQUARE GARDEN」をはじめ、「黒猫チェルシー」、「蜜」、「オワリカラ」、「チャラン・ポ・ランタン」などを手がけている。
